オフライン生成AI(ローカルLLM)導入前に押さえる基本知識・選び方・社内ルール

「機密情報があるからクラウドの生成AIは使えない。それなら社内に置くオフライン生成AI(ローカルLLM)はどうか」——そう考え始めた段階で、何を押さえておくべきか。

オフライン生成AIの導入は、機器を買って終わりではありません。基本の仕組みを理解し、自社に合う構成を選び、導入前に社内ルールを決めておく。この3つが揃うと、導入後に「使われないまま設備だけが残る」失敗を避けやすくなります。

この記事では、導入支援の実務経験に基づいて、検討前に押さえておきたいポイントを順番に整理します。

この記事でわかること
  • オフライン生成AI(ローカルLLM)の基本の仕組みと、クラウド型との違い
  • 導入直後に「できること」と「できないこと(別途開発の範囲)」
  • 構成・ベンダーの選び方の基本
  • 導入前に決めておきたい社内ルール5つ
  • 導入までの流れと期間の目安

基本知識①:オフライン生成AIとは何か

POINT

オフライン生成AIとは、AIを外部クラウドではなく社内のサーバーで動かし、社内LANの中だけで完結させる使い方です。機密文書を入力でき、使うほど課金される月額のAI利用料もありません。

ChatGPTのようなクラウド型の生成AIは、入力した内容が社外のサーバーに送信されます。これに対してオフライン生成AI(ローカルLLM)は、AIモデル自体を社内に設置したサーバーで動かすため、データが社外に出ません。外部インターネット接続も不要です。

仕組みの中心は2つです。

  • AIチャット:社内のパソコンからチャット画面を開き、質問応答・文章の下書き・要約などに使います
  • ナレッジ検索(RAG):取り込んだ社内文書をAIが検索し、引用付きで回答します。該当ファイルの所在も分かります

クラウド型との違いを整理すると、次のようになります。

観点クラウド型の生成AIオフライン生成AI
データの置き場所社外のサーバーに送信される社内LANの中で完結。機密文書も入力できる
費用構造利用人数・利用量に応じた継続課金初期投資型(買い切り)。月額のライセンス費用なし
最新モデルへの追随新しいモデルを比較的早く利用できるモデルの入れ替え作業が必要
運用ほぼ不要設備を持つ運用(電気代・更新・故障対応等)が発生

どちらが優れているかではなく、扱う情報の機密度で決まるのが実務の感覚です。公開情報しか扱わないならクラウド型で十分ですし、図面・仕様書・個人情報・取引先情報を扱うならオフライン型が候補になります。両方を情報の種類で使い分ける「併用」も現実的な選択肢です。

基本知識②:導入直後に「できること」「できないこと」

POINT

初期導入で使えるのは「AIチャット」「社内文書のナレッジ検索」「手元文書の要約」。一方で、権限管理や個別業務への作り込みは初期導入の範囲に含まれないことがあり、ここの理解のズレが導入後の不満の主因になります。

弊社の標準的な初期導入の場合、利用メンバーは導入直後から次のことができます。

  • 社内のパソコンからAIチャット画面を開き、質問応答・文章の下書き・要約などに利用(利用回数の制限なし)
  • 取り込み済みの社内文書に質問し、引用付きの回答と該当ファイルの所在を確認
  • 手元の文書(PDF等)を読み込ませて、要約や内容の確認に利用

一方、次のことは弊社の標準構成には含まれません(別途開発・別途見積の範囲)。ここを導入前に知っておくことが重要です。

  • 部署別の閲覧制限に連動した検索——取り込んだ文書は、初期構成では利用メンバー全員が検索できます
  • ユーザー認証(ログイン)や管理画面(利用状況・活用率のレポート)
  • スキャンPDF(画像のみのPDF)のOCR取り込み
  • 複雑なExcelの構造解析——Excel・CSVのテキスト読み取りはベストエフォート対応で、図形入り・複数シートなど構成が複雑なほど精度は下がります
  • CAD・画像系ファイルの内容解析——取り込みはファイル情報(メタデータ)のみで、所在検索としての利用になります
  • 個別業務への最適化、検索精度の継続改善、外部システム連携

※ 上記は弊社の標準構成に基づく整理です。含まれる範囲はベンダー・プランにより異なるため、見積時に必ず確認してください。

選び方:構成は「人数」から、ベンダーは「範囲」で選ぶ

POINT

ハードウェア構成は「何人で使うか」から逆算する。ベンダーは金額の大小ではなく「初期費用にどこまで含まれているか」を突き合わせて選ぶ。この2つが選び方の軸です。

構成選び|「何人で使うか」から逆算する

弊社がご提案しているハードウェアは、大きく2タイプです。

タイプ対象人数の目安特徴
小型AI機
(例: NVIDIA DGX Spark)
1台あたり〜10名程度机の上に置ける小型筐体で省スペース。回答の生成速度は控えめ。拡張は台数の追加で、複数台では利用者をグループ分けする運用が前提
GPUワークステーション20名規模の全員利用高性能GPUを搭載し、軽い問い合わせであれば同時10〜20人程度の利用を想定できる水準(弊社見込み)。GPUの増設(最大3基)で処理能力を段階的に拡張できる

選び方はシンプルで、利用人数が少ないのに大きな構成を選ぶと投資回収が長くなり、人数に対して小さい構成を選ぶと応答の遅さで使われなくなります。まず〜10名の小規模構成で導入評価をして、効果を確認してから拡張する段階導入も選べます(1台目の機器や取り込んだ文書・ナレッジは拡張後も引き継げます)。

初期費用の内訳は「ハードウェア」と「初期設定・導入支援」の2つが基本で、構成により数百万円規模からです。このほか、UPS(無停電電源装置)などの付帯設備や、設置場所の電源容量・設置環境の確認が必要になる場合があります。

ベンダー選び|金額ではなく「含まれる範囲」を突き合わせる

クラウド前提のAIベンダーと、閉域・オンプレミス構築のベンダーでは、必要な経験が異なります。相見積を取る際は、金額の大小より先に次を確認してください。

  • 閉域・オンプレミスでの構築実績があるか——クラウドAPI連携の実績とは別物です
  • ハードウェアの選定から相談できるか——GPUの選定を任せられる相手でないと、過剰投資や性能不足につながります
  • RAG(社内文書の検索)の設計まで踏み込めるか——モデルを置くだけでは社内文書に基づく回答はできず、文書の取り込み・検索精度の調整まで含めた設計が必要です
  • 初期費用に何が含まれ、何が別途か明示されているか——前章の「できないこと」がどちら側かを見積書で確認します
  • 保守が必須か・選択制か——月額保守が必須のベンダーと選択制のベンダーがあります。保守なしで運用した場合どうなるかまで確認しておくと安心です

※ ベンダー選定の詳しい判断基準は、別記事で解説予定です。

導入前に決めておきたい社内ルール5つ

POINT

オフライン生成AIは「機密を入力してよいAI」だからこそ、クラウド型とは違う観点のルールが要ります。導入支援の経験上、次の5つを導入前に決めておくと定着がスムーズです。

ルール1|取り込む文書の範囲を決める

意外な盲点ですが、初期構成では取り込んだ文書は利用メンバー全員が検索できます(部署別の閲覧制限に連動した検索は別途開発の範囲)。人事・給与・評価など「社内でも見る人を限定したい文書」をいきなり入れると、社内の情報統制が崩れるおそれがあります。「まず全社で共有してよい文書から取り込む」——この一線を導入前に決めておくことをおすすめします。

ルール2|AIの回答の扱い方を決める

AIの回答には誤りが混ざり得ます。ナレッジ検索の回答には引用(元ファイル)が付くので、「重要な判断・社外に出す内容は、引用元の原本を確認してから使う」「最終確認の責任は利用者にある」という原則を明文化しておきます。1行のルールですが、これがあるだけで「AIが言ったから」という事故のリスクを大きく減らせます。

ルール3|文書追加の運用担当を決める

日常の運用は、指定フォルダ(AIがアクセスできる場所)に文書を入れるだけ——というのが弊社の標準的な形です。複雑な管理は不要ですが、「どのフォルダを誰が管理するか」「新しい文書をいつ・誰が入れるか」だけは決めておかないと、導入時に取り込んだ文書のまま更新が止まり、半年後には「古い情報しか出てこないAI」になりかねません。

ルール4|「使ってよい業務」を明示する

ルールというと禁止事項を並べがちですが、おすすめは逆で、「報告書の下書き・過去資料の検索・議事メモの要約に使ってよい」と推奨業務を明示することです。「とりあえず禁止」「使い方は各自の判断」のままでは、せっかくの設備が使われないままになりがちです。推奨業務の明示は、定着の強い後押しになります。

ルール5|効果測定と窓口を決める

導入の投資判断は「業務時間がどれだけ減ったか」で振り返るのが実務的です。「削減時間を、いつ・誰が・どう集めるか」(月1回の簡単なアンケートで十分です)と、社内の一次窓口を1人決めておきます。技術的な対応(モデルの入れ替え・機能追加・精度改善)はベンダー側が担う分担にしておけば、窓口担当に高度なIT知識は必要ありません(弊社の場合、技術面の対応は内容に応じて別途お見積りのうえ対応します)。

導入までの流れと期間の目安

POINT

弊社の標準的な流れは「相談→文書サンプルでの確認→構成・見積→構築→レクチャー→運用開始」。構築期間の目安はハードウェア納入後およそ1〜2ヶ月です。

  1. 相談・要件整理——何人で使うか、どの文書を読ませたいか、運用は誰が担うかを整理します(この記事の内容がそのまま論点リストになります)
  2. 文書サンプルでの事前確認——取り込みたい文書の代表サンプルで、内容・形式を確認します。「うちの文書で本当に使えるか」をこの段階で見極めます
  3. 構成の選定・見積——人数と用途から構成を決め、含まれる範囲を明示した見積を取ります
  4. 構築・初期設定——ハードウェア納入後、およそ1〜2ヶ月で利用開始が目安です(調達納期により変動します)。AIチャット・ナレッジ検索環境の構築、文書の取り込み・検索精度の調整、社内LAN完結構成の設定までが弊社の標準構成の範囲です
  5. 操作レクチャー・運用開始——基本操作のレクチャーを受け、決めておいた社内ルールとともに運用を始めます

導入後の技術的な対応(モデルの入れ替え・機能追加・精度改善)はベンダーに任せ(内容に応じて別途見積となるのが通常です)、社内は「文書をフォルダに入れる」日常運用に集中する——という分担が、少人数の会社でも無理なく回る形です。

よくある質問

インターネット接続は必要ですか?

いいえ。既存の社内LANに接続して使う構成で、外部インターネット接続は不要です。クラウドAIへデータを送信しない社内完結の構成にできます。

どんな文書を読み込めますか?

テキストを含む文書(PDF・Office文書等)が中心です。Excel・CSVのテキスト読み取りはベストエフォート対応、CAD・画像系はファイル情報のみ、スキャンPDFのOCR取り込みは別途対応——というのが弊社の標準構成の範囲です。導入前に代表サンプルで確認するのが確実です。

社内にIT担当がいなくても運用できますか?

日常の運用は指定フォルダに文書を入れるだけで、複雑な管理は不要です。モデルの入れ替えなど技術的な対応はベンダー側に任せる分担にできるため(弊社の場合は内容に応じて別途お見積りのうえ対応)、窓口担当を1人決めれば運用できます。

何人規模から導入できますか?

〜10名の小規模構成から導入できます。小さく始めて効果を確認し、機器や取り込んだナレッジを引き継ぎながら拡張する段階導入も可能です。

まとめ:導入前チェックリスト

最後に、この記事の要点をチェックリストにまとめます。

  • 扱う情報の機密度から、クラウド型・オフライン型・併用のどれが合うか整理した
  • 初期導入で「できること」と「別途開発の範囲」を理解した
  • 利用人数から構成タイプ(小型AI機/GPUワークステーション)の見当をつけた
  • 見積は金額でなく「含まれる範囲」で比較する準備ができた
  • 社内ルール5つ(取り込み範囲・回答の扱い・運用担当・推奨業務・効果測定と窓口)の考え方を押さえた

導入前の論点整理からご相談いただけます

「自社の場合はどの構成か」「どの文書から取り込むべきか」「社内ルールはどう作ればよいか」。

そうした導入前の論点整理の段階からご相談いただけます。文書の代表サンプルでの事前確認や、構成別の概算のご提示も可能です。売り込みはいたしません。

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オフライン生成AIのサービス内容は、オフライン生成AIのページでご紹介しています。

【展示会出展】画像センシング展2026に出展します。

【展示会出展】画像センシング展2026に出展します

この度、MonoStruct合同会社は「画像センシング展2026」に出展することとなりましたので、お知らせいたします。

本展示会では、弊社が取り組んでいる 「外観検査システム」 のデモを公開いたします。
見て・触れて体感いただける内容となっております。

■開催概要
・展示会名:画像センシング展2026
・会期:【2026年6月10日(水)〜12日(金)】
・会場:【パシフィコ横浜】
・弊社ブース:【小間番号 26】

■展示予定内容
・画像検査システム
・AIエージェントによる自律物体把持デモ

ご来場の際は、ぜひ弊社ブースへお立ち寄りいただけますと幸いです。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

DX挑戦ブログ_第1回

【DX挑戦ブログ 第1回】従業員10人未満・平均年齢55歳の機械工具卸が、AIを入れてみた。不安しかない。

— 有限会社アルプス × MonoStruct合同会社 DX挑戦記 —


はじめに ― 正直に書きます

最初に断っておきます。この記事は、AIを導入して「すごく便利になりました!」という成功事例ではありません。

これは、従業員10人未満・平均年齢55.3歳の有限会社アルプス(https://alps-inc.com)が、AI活用に踏み出したばかりの、まさに今進行中の記録です。うまくいくかどうかも、正直わかりません。

サポートに入っているのは、私たちMonoStruct合同会社。「何がわからなかったか」「どこで止まったか」「何に戸惑ったか」も含めて、きれいごと抜きで発信していきます。

同じような規模の会社で「AIって気になるけど、うちには関係ないかな」と思っている方に、この連載が何かの参考になればと思っています。


アルプスってどんな会社?

有限会社アルプスは、平成5年(1993年)7月31日設立。車業界で30年以上の歴史を持つ会社です。人と人、物と物を繋いできた企業です。

従業員数は10人未満、平均年齢は55.3歳。
現在は、車両工具や内装事業、設計開発などの事業を手がけています。
いわゆる「ITの会社」ではありません。社内にプログラミングができる人はいません
AIの経験といえば、ChatGPTを少し触ったことがある程度です。

ここが大事なポイントなのですが、これは決して「遅れている」わけではなくて、
日本の小規模事業者のほとんどが同じ状況です。AI導入なんて、どこから手をつけていいかわからない。興味はあっても、日々の業務に追われて後回しにしてしまう。

「来月から考えよう」が半年、1年と続いていく。。。

そんな中で「じゃあ、うちがやってみるか」と手を挙げたのがアルプスでした。


幡谷社長の本音 ― 「人が足りない。でも雇えない」

「小規模事業者は、人を雇いたくても雇いづらい。だからこそ、DXやAIを活用して効率化を進めたいんだ」

とアルプスの幡谷社長

採用を出しても応募が来ない。教育するにも余裕がない。
少ない人数で回しているからこそ、一人ひとりの負担が大きい。これは多くの小規模事業者が直面している、切実な現実です。

そして、もうひとつ。幡谷社長にはこんな想いもありました。

「アルプスがまず先にやってみて、それを見て他の会社が”うちもやってみようか”と思ってくれたらいい」


Claude Codeを入れてみた ― そもそも「ダウンロードの仕方がわからない」

今回導入したのは、Anthropic社が提供するClaude(クロード)。

ただ、ここで正直に書いておきたいことがあります。

幡谷社長いわく、「そもそもClaudeって何なのかがわからない。ダウンロードの仕方もわからない。中小企業や小規模事業者にとっては、そこがもう壁」

これ、すごく大事な話だと思います。AIに詳しい人からすれば「ダウンロードして使うだけでしょ」と思うかもしれません。でも、普段の業務でExcelとメールくらいしか使わない環境では、「新しいAIツールをPCに入れる」というだけで相当なハードルです。

Claudeは、名前も聞いたことがない、どこからダウンロードするのかもわからない、インストールしたとして何が起きるのかもわからない。

「難しそう」ではなく、「そもそもスタートラインに立てない」という感覚。これが、多くの小規模事業者のリアルだと思います。

MonoStruct合同会社がサポートに入り、Pro版の契約手続きとPCへのセットアップは完了。
ここまでは一緒に進めたので問題なく終わりました。※導入方法に関しては次回以降説明します。
大事なのはこの先です。

よくある話ですが、ツールを導入しただけで満足して、結局使わなくなるケースは山ほどあります。高いソフトを買ったけどExcelで済ませている、みたいな話です。アルプスがその罠にハマらないようにするために、「導入して終わり」ではなく「導入してからが本番」という意識で進めていきます。


目指しているのは「何でも屋AI」― でも、理想と現実は違う

アルプスが最終的にやりたいことは、かなり幅広いです。

秘書的な業務、税理士的な財務サポート、社労士的な人事総務、中小企業診断士的な経営戦略の壁打ち、弁護士的な法務チェック、さらにはM&A、工具事業、内装事業、新規顧客獲得、設計開発まで。要するに、人を雇えない分をAIで補いたいという発想です。

正直に言えば、今すぐ全部は無理です。
理想を語るのは簡単ですが、いきなり全部やろうとすると確実に挫折します。

だからこそ、小さく始めます。


まず最初にやること ― 「ファイルの自動振り分け」から

幡谷社長と話し合った結果、最初の一歩は注文書などの自動振り分けに決めました。

なぜここからはじめるのか? 理由は単純です。毎日やっている業務で、時間がかかっていて、失敗しても大きな損害がない。つまり、練習台としてちょうどいい。

ここから始めて、うまくいけば見積書や請求書の作成支援へ。さらにその先に、社長の考えをベースにした経営戦略の整理といった、もう少し高度な使い方へと進んでいきたいと考えています。

ただ、計画通りにいくかはわかりません。やってみたら「これは思ったより難しい」となるかもしれないし、「意外とこっちの方が使えるじゃん」という発見があるかもしれない。そのリアルな過程を、この連載で全部見せていきます。


次回予告 ― そもそも、どうやって導入したの?

次回は、Claudeを実際にPCへ導入するまでの流れをお届けします。

「Gitって何?」「PCが対応してなかった」など、やってみて初めてわかったトラブルも包み隠さずレポートします。AI活用の第一歩は、実は「インストール」からもう始まっているんです。

この連載が、同じように悩んでいるどこかの会社の「最初の一歩」につながることを願っています。


執筆:有限会社アルプス(https://alps-inc.com) × MonoStruct合同会社
DX支援に関するお問い合わせ:MonoStruct合同会社(support@mono-struct.com


新光商事株式会社様 エッジAIデバイスの移植開発にご協力させていただきました!

以下記事では、当社で、大手GPUベンダー性のエッジAIデバイスで構築した「映像を解析し人の行動を分析する仕組み」をSiMa.ai社のデバイスに置き換え開発を行ったものです。

SiMa.ai社のデバイスは、

  • 低消費電力
  • ファンレスでの安定動作
  • 1Wあたりで高い処理性能

といった特徴を持ち、主に画像処理や予兆検知分野での利用に適しています。

今後、画像・映像処理の需要が高まる中、さまざまな場面で活躍するデバイスになると期待されます。

以下より、SiMa.ai社製エッジAIデバイスに関する記事をご覧いただけます。

新光商事株式会社様主催の展示会へ参加:SiMa.ai MLSoCデバイスを活用したエッジAIデモ出展

新光商事株式会社様主催の展示会へ参加させていただき、SiMa.ai社のMLSOCデバイスを活用した機械学習のデモを行いました。リアルタイムの人物トラッキングをはじめ、人の流れの可視化や滞在時間の分析など、エッジAIソリューションデモを展示いたしました。


SiMa.ai社MLSoCとは?

SiMa.aiのMLSoCは、組み込みエッジ向けのAI処理に特化したSoCです。

SiMa.ai MLSoCの特徴

  1. 低消費電力
    • 独自の機械学習アクセラレータを搭載し、50 TOPSの演算性能。
    • 消費電力はわずか10〜15Wと、競合製品と比較して非常に省電力。
  2. AIモデル対応
    • ONNX、TensorFlow Liteなど、さまざまなMLモデルに対応​。
    • PyTorchやTensorFlowの事前学習モデルを簡単に変換・実装可能。
  3. 開発のしやすさ
    • Palette™ソフトウェアを提供し、GUIやCLIベースで簡単にAIモデルの実装・評価が可能​。
    • GStreamerベースのパイプラインで、映像・データストリーム処理をシンプルに開発可能​。
  4. 幅広い応用分野
    • スマートシティ、スマートファクトリー、産業用PCなど

SiMa.aiのMLSoCは、エッジデバイスでの機械学習、映像処理を得意とし、省電力でありながら高い処理能力を持つ点が大きなメリットです。


デモ内容

リアルタイム人物トラッキング

会場や特定空間内に設置したカメラの映像から、SiMa.ai上でYOLOv7を実行し人、モノを認識・追跡。

ヒートマップによる人の流れ・滞在時間の可視化

カメラで撮影した映像データをもとに、どのエリアに人が集まり、どのくらいの時間滞在しているかをヒートマップで可視化。応用例:工場/倉庫/小売店など→工具/商品/部品の配置最適化する。

テーブル座席の滞在時間分析

テーブルに座る人を検出し、それぞれの席での滞在時間を自動的に計測・集計し、表やグラフで可視化。応用例:工場の生産管理→各作業工程における工員の実作業時間を把握しラインの最適化を図る。

https://demo.mono-struct.com/


今後の展望

当社では、新光商事株式会社様との協業を通じてSiMa.ai社のMLSoCを活用し、工場、製造現場の課題を解決すべく、パートナーとしてソリューション開発を進めてまいります。


関連情報・お問い合わせ先

今回ご紹介したSiMa.ai社MLSOCデバイスについて、それを活用したAIシステムの詳細、ならびに当社が提供するソリューションについてご興味をお持ちの方は、下記までお気軽にお問い合わせください。

MonoStruct合同会社
代表社員 片岡勇我

“FAIX(ファイクス)”がニュースメディア「VOIX」で注目リリースとして掲載されました!

ニュースメディア「VOIX」にて注目リリースとして掲載していただきました!
「FAIX(ファイクス)」はFAX業務に課題を感じている企業様向けに、AIで業務課題を解決しDX化に貢献することをコンセプトに開発されました。
紙での管理コストの削減、PCへの手入力作業の削減、俗人化の解消をFAIXで解決いたします!

FAX業務の電子管理および販売・経理管理の自動化を実現し、FAXで受信した紙データをAIを活用して自動的にデジタル化し、販売管理や経理管理システムへの手入力作業を効率化するサービスです。

また、クラウド上でPDFデータを管理し、紙での保管も不要になるため、オフィスのスペース効率も向上します。

8月に正式リリースを予定しております。
9月30日までにお問い合わせいただいたお客様には特典を用意しております。
お気軽にお問い合わせください。

AIを活用したFAX業務に特化したシステム「FAIX(ファイクス)」を2024年8月中にリリース!

当社FAIXのヘッダー画像。 紙の保管不要、手入力の削減、俗人化の解消を行う。

FAIX(ファイクス)の名前の由来は、FAX × AI = FAIXということで命名しました。
当システムはFAX業務をAIで解決することをコンセプトに開発されました。
FAX業務の電子管理および販売・経理管理の自動化を実現し、FAXで受信した紙データをAIを活用して自動的にデジタル化し、販売管理や経理管理システムへの手入力作業を効率化するサービスです。

また、クラウド上でPDFデータを管理し、紙での保管も不要になるため、オフィスのスペース効率も向上します。

【 システムの特長 】

FAIXの最大の特長は、FAXで受信した紙データをスキャンしてクラウドにアップロードする煩雑な手順を省き、FAX受信と同時に自動でクラウドに送信される点です。これにより、データが自動的にクラウド上に蓄積され、以下のようなメリットが得られます。


FAXを自動でクラウドへ送信

  • 複合機経由でFAXで受信した紙を、再度複合機でスキャンしてPDFに変換し、PCへ転送するのは非常に面倒です。FAIXを使用すれば、FAXを受信すると自動でクラウドに転送されるため、この手間を大幅に削減できます。

クラウド管理

  • 受信したFAXはクラウドで管理されるため、紙データのファイリングや保管が不要になります。これによりオフィススペースを有効活用でき、管理の手間も削減されます。

手入力業務の削減

  • PCへの手入力業務を削減し、ヒューマンエラーを大幅に減少させることができます。これにより、業務の精度が向上し、ミスによるトラブルを未然に防げます。

作業効率の向上

  • 入力業務の属人化を防ぎ、作業速度を平準化します。これにより、業務の効率が向上し、社員全員が一定のスピードで作業を進めることができるようになります。
    FAIXを導入することで、これらの特長を活かし、業務の効率化と精度向上を実現できます。

【 システムの特長 】

FAXが届いたら「FAIX」へ自動でアップロードされます。
その後、FAXの内容をAIが自動で読み取り、デジタル化します。

AIによってデジタル化される前と後で
視覚的に比較しやすいUI設計になっているので、

簡単に最終確認及び修正ができます!

一般社団法人鈴鹿青年会議所( JC )様のご協力のもと三重県鈴鹿市でAIの講義を行わせていただきました。

テーマ:人工知能( AI )
開催日:2024年4月12日(金)
参加人数:60名

今回、一般社団法人鈴鹿青年会議所( JC )様のご協力のもと人工知能( AI )について講義を行わせていただきました。
当日は約60名の方々にご参加いただき、盛況のうちに無事に終了しました。

■講義の主題や扱ったトピック

【セッション1: 今の人工知能(AI)で何ができるのか】
AI技術が現在どのように利用されているのか解説を紹介しました。

【セッション2: 人工知能のコア技術「機械学習」】
AIの心臓部とも言える機械学習について、基本的な原理について解説しました。
参加者は機械学習がどのようにして「学習」を行うのかの背景について学びました。

【セッション3: ChatGPTに触れてみる】
OpenAIによって開発されたChatGPTを使用し、実際にAIとの対話を体験していただきました。

【セッション4: AIの使用に適する・適さない場面】
AI技術を活用すべき場面と避けるべき場面を、実例を交えて議論しました。

〇アンケート
AIの概要について十分に理解できたという意見を多くいただきました。

【セッション5: AIの活用事例】
さまざまな業界でのAIの成功事例を紹介し、どのようにAIが特定の問題解決に貢献しているのかを示しました。

【セッション6: AIを活用したトラッキングデモ】
現場で、カメラを活用し「ヘルメット着用、未着用をAIを用いて判別する」デモを実施いたしました。
実際に参加された受講者様にヘルメット被っていただき、AIを体験していただきました。

〇アンケート
・具体的にビジネスの現場でどのようにAIが活用されているのか

・身近にAIが多く使われていたが、その存在を今回初めて理解できた
といったご意見を多くいただきました。

■当社からのコメント

当社はAI技術の普及と理解を深めることで、
企業様の人材不足解消、業務効率化に貢献することを目指しています。
今回の講座もその一環として企画されております。

私ども日々お客さまと会話していく中で、
“AIについてしっかり理解し、使いこなせている企業様は、まだ少ない “です。
これから、AIを使える企業とそうでない企業では今後、大きく差が開いていきます。
幸いに、今はちょうどそのターニングポイントです。
まずは、当社が企業様に向けてこういった活動を行うことで、
皆様に、AIについて知っていただくことからはじめ、実際に自身のビジネスにどう生かせるのかを考えていただき最終的には、AIを有効活用し、他社と差別化をしていただきたいと考えております。

■さいごに

AIに関心、興味があるといった企業様、団体様は、是非お気軽にご相談いただけますと幸いです。
まずは、AIを活用の1歩を踏み込めるきっかけになるような
セミナーを精一杯やらせていただきます。よろしくお願いいたします。

■お問い合わせ情報

担当者:片岡勇我
メールアドレス:kataoka.yuga@mono-struct.com
電話:090-5570-8194
会社:MonoStruct合同会社